朝起きると、テレビをつける家も少なくないと思う。
ウチも例外ではなくて、ペットの世話やらご飯の準備やらをしている間、テレビは付けっ放し。
合わせるチャンネルはNHKのEテレ。
小さな子供がいるからか、自然とこうなったけど、もう少しで息子や娘を起こそうかという時間に放送されるのが『テレビ体操(みんなの体操)』。
6時25分から35分の間の10分間、土日も含めて毎日放送。
さすがに土日は見ることはまれだけど、時間に余裕があれば、実際に体操をすることにしている。
ところで、この番組には、みんなの体操を実践するアシスタントの方はもちろんだけど、ピアノ演奏をする人もいる。
ピアノ担当の方は全員で4人。
この4月から能條 貴大さんという方が一人増えた。
そして、テレビ体操を今まで見ていて気になっていたことが一つ。
6時25分から番組が始まってしばらく経った所で、本日のピアノ演奏の人が紹介されるのだけど、その時の演奏者の挨拶の仕方に違いがある。名川太郎氏だけが違うのだけど…。
具体的にどう違うのか…
番組を見て頂ければお分かり頂けると思うが、それぞれの担当の日のテレビ映像を撮ってみたのでピックアップしてみる。
NHKテレビ・ラジオ体操を担当して約20年。好きな食べ物はお寿司に鰻。
紹介されてピアノを弾き出すか、もしくは紹介される前からピアノをすでに弾いている。そして最後にペコリ_(._.)_
今年度から登場。モットーは温故知新。
能條さんも加藤さんと同じ。
1981年からNHKテレビ・ラジオ体操を担当。趣味はゴルフと旅行。
大御所(?)、幅 しげみさんも同じ。
お待ちかね、太郎氏の登場。
カメラに対して正対した状態から一礼、即座にピアノに向かい弾き始める。。。
すでに説明した通り、他の3人の方と、名川太郎氏の違いは一つ。カメラに向かって礼をするタイミングである。
他の3人の方は、紹介された直後に(もしくは紹介される前から)ピアノを弾き、その後にカメラに向かって一礼をする。
一方で、太郎氏の場合はカメラ(視聴者)に真っ直ぐに向かった状態で礼をし、すぐさまピアノに向かって弾き始める。
ここに、太郎氏の愚直なまでのこだわりが垣間見える。
こんな心の声が聞こえてくるようだ(いや、勝手な想像だけど…)。
もちろん、他のピアノ演奏の方が、視聴者に対して礼を失している―、なんてこれっぽっちも思っていないし、そのように感じる視聴者も皆無なのは間違いない。
それどころか、むしろスムーズなのは3人の方だと思う。
ピアノを弾いてからその流れで礼をする方が無駄がない。短い時間でピアノをより多く弾くことが出来る。
一方で太郎氏は身体の向きを変えないといけないこともあって―
ポロロロ~ン♪
と申し訳ない程度に弾くのがいっぱいいっぱい。
太郎氏もそのことは分かっていると思う。
それでも曲げたくはないのだ。自分の信念を(勝手な想像ね)。
ここで、太郎氏の好きな食べ物を見てみよう。
愚直である。
自分でも面倒くさい好みだと分かっているにもかかわらず、それを変えようとしない。
これぞ名川太郎氏なのだろう。
続いて、休日の過ごし方は―
愚直なまでに、1年中干しまくりである。
なぜ、夏は洗濯、その他の季節は布団なのかは分からない。
いずれにしろ、これから何年にも渡って名川太郎氏のピアノ演奏とともに、みんなの体操をすることになるのは間違いない。
最後に敬意を込めて、妻が描いたイラストを載せておこう。
少しメルヘンチックな名川氏になっている。
メルヘン太郎と名付けて、この記事は終了。m(_ _”m)ペコリ
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