注)今回の文章はちょっと下品かもしれません。飲食中の方、デリケートな方はご注意下さい。
今は亡き鹿児島の祖父の家では牛を飼っていた。
肉牛として育てていたと思うのだけれど、祖父の家に行くと、牛舎から聞こえる牛の鳴き声と、なんとも言えないニオイがそこにはあった。
ニオイの正体はいくつかあるはずだけど、一番の大元はその巨体から生み出される糞であることは間違いなく…。
出来立ての牛のウンコはホカホカで、寒い日などはそこから湯気が上がっているのが見えるくらい。
そして記憶にあるのは―
その折り重なっている大量の牛のウンコを踏み付けている幼少の自分―。
しかも素足…。
どういう経緯でそうなったかは分からないのだけれど、生温かい牛のウンコをグッと踏み付けている感覚は、なんとも言えないものがあり、数十年経った今も頭の中に残っている。
どういう感覚なのか、ちょっと具体的に言うと―
素足で踏み付けた瞬間、温かい物体が指と指の間からニュルリと顔を出し、その通過する瞬間がなんとも言えない刺激があって、はっきり言ってちょっと気持ちイイ…。
気持ちイイのに、指の間から出てくる物体は牛のウンコなのだというこのギャップがさらに奇妙な感覚にしてくれる―。
こんな経験を幼少時にさせてくれた祖父に、ただただ感謝したい。
出来立ての牛糞を見かけたら、アナタも靴と靴下を脱ぎ棄てて、是非―。
感想、お待ちしています。
↑ぱっと見で材料と作り方の流れ…